東京・丸の内では、2009年4月に「丸の内パークビル」が竣工予定。同社の主力であるビル事業では丸の内オフィス空室率が約0.78%と堅調を維持しているが、住宅事業ではマンション市況悪化の影響を受け、厳しい状況が続いている。この度、連結子会社であった藤和不動産を完全子会社化、巻き返しを図る。

<strong>三菱地所 木村惠司社長</strong>●1970年、三菱地所入社。取締役企画本部経営企画部長、専務を経て、2005年6月より社長。「厳しい状況では、年齢とは関係なく、自ら考えリーダーシップを取れる人が組織にどれだけいるかが重要」
三菱地所 木村惠司社長●1970年、三菱地所入社。取締役企画本部経営企画部長、専務を経て、2005年6月より社長。「厳しい状況では、年齢とは関係なく、自ら考えリーダーシップを取れる人が組織にどれだけいるかが重要」

マンション事業の場合、全体のコストに占める建築費の割合は土地代と半々、もしくはそれより高いのですが、そのコストが昨年は2年前と比べて約30%も値上がりしました。それは価格に転嫁せざるをえず、販売は徐々に低調になっていました。それでも富裕層向けの高額マンションは堅調だったのですが、特に昨年秋のリーマンショック以降、株価の上昇を見込んでローンを組む方や外資系の方などから、住宅のキャンセルが相次ぎました。我々としては予想だにしなかったことが起きたわけです。