隣の出費診断!
[A家]SUV vs [B家]軽自動車 vs [C家]レンタカー

[A家]中古で平均300万円台。外車ばかり5台目

……夫34歳/妻34歳/長女10歳/年収約1000万円(妻200万円)

フリーカメラマンAさんの“外車遍歴”は華やかだ。SUV「エクスプローラー」(フォード)を年式違いで2台。その後スポーツカー「マスタング」(同)を挟んで、SUV「レンジローバー」(ランドローバー)。現在は「ビートル」の旧式車(フォルクスワーゲン)だという。いずれも中古車を購入し、価格は現在の「ビートル」が約50万円、それ以外は平均購入価格が300万円台。乗り換えの都度、妻から口を挟まれるが「黙って買ってくる」という姿勢を貫く。Aさんはあくまで車を「仕事のためのツール」と断言する。自営業者にとっては、車も「顔」といえるのかもしれない。


A家/B家/C家
[B家]通勤に利用。ガソリンの減りが2倍違う!

……夫44歳/妻37歳/長男10歳/長女6歳/年収約1100万円

ここ2年、車で約40分の距離にある職場まで軽自動車で通勤している。理由は「燃費が2倍違うから」。自宅は、多摩モノレールの駅の近くだが「運賃が高いから乗らない」と明かす。軽自動車遍歴は「ミニカ」(三菱)を経て、約8年前から「ライフ」(ホンダ)。購入価格は約140万円、年間維持費は約20万円である。若い頃は高級車や、スポーツカーに乗っていたBさん。「かっこいい車で通勤を」と思わなくもないが、ガソリン価格の事情を見るにつけ、軽が手放せないという。「都心までわざわざ出かけない」というBさんのライフスタイルに、軽はフィットしているようだ。

[C家]1時間かけて長男と自転車でスカイツリーへ

……夫39歳/妻38歳/長男7歳/長女5歳年収約600万円(妻100万円)

Cさん宅には自転車が5台ある。家族全員、通勤も買い物も“自転車派”だ。車好きだったCさんだが、愛車の「MPV」(マツダ)は5年で走行距離が1万km。ガソリン価格の高騰もあり、3年前に手放した。今はレンタカーを利用しているが、頻度は田舎への帰省時など年1~2回(約2万円)。週末は、片道約1時間かけて長男と東京スカイツリーへ“遠征”することも。「あと10年は車を持たないはず。今が貯め時です」と話す。教育に関しては、「中学受験」を見すえた妻に委ねている。「車は手放して正解。自転車通勤のおかげで、血圧や中性脂肪の値が改善、体重も5kg減です」と微笑む。