メモ欄は赤字で日付を入れてみる
第1回のコラムで、「1カ月のメモ量は、主にスケジュール欄、次ページのメモ欄の見開きでも十分なくらい」と書きました。このメモ欄のメモが1カ月で2ページ足らずと少ないため、第3回のコラムで説明した、色のルール化を取り入れてメモしていけば、これだけでも必要なメモがすぐに見つかるようになります。さらにメモ欄にメモするとき、まず赤字で日付をつけてからメモしておくと、メモの進捗管理にもなります。
たとえば、「1/8 時間を見つけて新規開拓。」とメモしていて、1月下旬になってもできていなかったら、赤字の日付を見て、「早くしなければ」と焦る人は多いでしょう。ところが日付をつけていないと、なんとなくそのままにしてしまい、達成できずに終わってしまう人は、結構いるのではないでしょうか。
赤字で日付をつけるメモの効果は、雑談ネタレベルでも有効です。
私の手帳を捲ってみると、「1/1 ジャンボ宝くじを毎年100枚購入しても、1等が当たるのに10万年かかる。」とあり、このメモの後ろに緑の字で、統計の本をつくったことがあり、宝くじに興味をもっている編集者の社名と名前が書いてあります。こうしておくと、年末ジャンボ宝くじの発表があってから、日にちが経っていない旬なうちに伝えよう、という気持ちが強まり、ネタを腐らせてしまうことがなくなってきます(実際、このネタは1月3日に伝えました)。
このほか、メモのなかには、その月だけ有効なメモ以外に、これからの仕事に役立つものもあります。そのため、私は月が変わったときに前月のメモを見返し、これからも役立つと判断したメモには、淡い色味で目にやさしい蛍光ペン「マイルドライナー」(ゼブラ)の青(重要)か赤(注意)でアンダーラインを引き、さりげなく目立たせています。
こうしておくと、見返す時間が大幅に短縮でき、ほかのメモに埋もれてしまうことなく、確実に活かせるようになってきます。