大切ななメモが埋もれない「色のルール化」
手帳にメモする習慣がつけば、手帳を活用できるようになる、と思っている人は少なくありません。ところが、手帳にメモする習慣がついても、メモを情報として十分に活かせていない人も結構います。たとえメモ魔になれたとしてもです。これは大切なメモがほかのメモに埋もれてしまうことがあるからです。これでは手帳をつける意味が半減してしまいます。
手帳のメモを情報として活かすには、視認性を上げるといいでしょう。
具体的な方法としては、黒、青、赤の3色が1本になった多機能ボールペンでメモするのです。このとき、なんとなく感覚で色を使うのではなく、色のルールを決めて使ってください。
たとえば、「黒が普通」「青が重要」「赤が注意」といったように決めておくのです。これならメモの性質がひと目でわかり、大切なメモほど目立つようになります。ただし、青と赤でメモするときは、「とくに大切なメモ」に絞ってください。そのほうが色のルールの効果が高まります。
さらに事実と自分の所感を明確に分けてメモしたい人は、黒、青、赤、緑の4色が1本になった多機能ボールペンを使い、「緑が所感」としてメモすればいいでしょう。仕事とプライベートのメモがひと目でわかるようにしたい人は、「緑がプライベート」とするのも手です。
お勧めの多機能ペンとして、滑らかな書き味、鮮やかな発色を追求したい人は「ジェットストリーム」(三菱鉛筆)、メモを書き直すことが多い人は「フリクションボール」(パイロット)を使うといいでしょう。どちらも雑誌の手帳・文具特集などで、長年高い評価を得ているボールペンです。
この色のルールは、スマホで手帳アプリを使っている人にも効果があるので、試してみてください。