幕末の英雄たちに大きな影響を与え、30歳の若さで散った吉田松陰。彼が死を覚悟して綴った言葉には、自分の殻を破るヒントがちりばめられている。

3.どんなに批判をされても自分の誠意を貫けるか

東京の松陰神社にある吉田松陰像

松陰には、まわりの評価よりも大切なものがありました。江戸に留学していたころ、東北にかたき討ちにいくという友人に感動して、同行する約束をしました。旅行には藩の許可が必要でしたが、運悪く担当者が藩に帰っていて不在。普通なら旅行を諦めるところですが、松陰はあっさり脱藩することを決めました。

脱藩すれば社会的な身分は保証されず、出世の道も絶たれます。しかしそんなことに頓着せず、友情を選びました。

社会的な評価を気にしない松陰の性格は、この一節にも表れています。