日本経済再生のうえでも欠かせない、地域経済の活性化に有効な手段はあるのか。従業者数の増減のデータに日本の地域経済復興のヒントがある、と筆者は説く。
雇用が増えた4都県で何が起きたか
2008年9月のリーマン・ショックに端を発した世界同時不況が長期化するなか、人口減少、高齢化、産業構造転換という「三重苦」に直面する日本の地域経済は、疲弊の色を濃くしている。そもそも、地域経済の苦境は、リーマン・ショックが起こる前から生じていた。
地域経済の活力の有無を測るうえで最も重要な指標は、従業者数の増減である。雇用状況の良否を反映する従業者数の増減については、総務省統計局の「事業所・企業統計調査」から、そのデータを得ることができる。
同調査の最新の報告書である「平成18年事業所・企業統計調査」(08年)によれば、01~06年には、全国47都道府県のうち43道府県で雇用規模が縮小し、日本全体の従業者数が5年間で2.5%減少した。
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