すぐやる習慣1 チャンクダウン(一口サイズ化)する

「曖昧さ、複雑さ、予測不能さ」は、恐怖・不安といった感情を高めて、行動を阻みます。そこで、有効な思考習慣がチャンクダウンなのです。

チャンクダウンとは、物事を具体化、明確化するということです。

チャンクダウンにより、行動の「明確さ、単純さ、見える化」が実現することで、心理的な負荷が一気に下がるのです。

チャンクダウンのコツは、「一口サイズまで行動小さくする」ことです。

仮に、肉が食べたいとなったときに、牛一頭を連れてこられたらどうでしょう?

手をつけることができません。これをスライスして、サイコロステーキの状態にしてもらえれば食べることができます。

一見複雑に見える作業も、具体化して5分単位の小さなタスクに分解していけば、行動することへの心理的な負荷は下がります。

たとえば、「報告書をつくる」という大きな行動を小さくしてみましょう。

・過去の報告資料で良い例を探す
・箇条書きでたたき台をつくる
・先輩に意見を貰う
・本文を書く
・誤字脱字チェックを事務の女性にお願いする
・最終チェックする

このように小さくすることで、報告書を書くという大きな仕事からのストレスから解放されて着手しやすくなります。