言葉が通じない異国でも好かれる人はいる

「美人は得をする」「ブスは損をする」。この言葉を否定する人も多いでしょう。しかし、コミュニケーションにとって顔は特別なものです。例えば、急に異国の地に置き去りにされたとしましょう。当然、現地の言葉はわからず、正常なコミュニケーションをとることはできません。そんな状況でも、なぜか周囲となじみやすい人、なじむことが難しい人に分かれることは容易に想像できます。一体、両者の違いはなんでしょうか。

一つ目の違いは、それぞれの人のもつ顔のつくりです。文化を問わず好まれやすい「美しい顔」のほかに、同じ無表情だったとしても、微笑んでいるように見える「ポジティブ顔」、不快そうに見える「ネガティブ顔」があります。同じぐらいの嬉しさを表情に出した場合、ポジティブ顔の人はより嬉しそうに見え、ネガティブ顔の人は、あまり嬉しそうには見えません。