Q3. 条件の違う割引表示

母さん「おとうさん。チラシになにかいいものでもあったの？」

父さん「うん。最近テレビの調子が悪いじゃないか。思い切って買い替えようと考えているんだけどね。かあさん、これ見てくれないか。どこで買うのがお得なんだろう？ ウチはA店の会員だし、A店がいいのかな？ 5人に1人タダというのも魅力だな」

●家電量販A店：全品2割引き。ポイント会員はレジで1割引き
●家電量販B店：全品1割引き。タイムセール中はさらにレジで2割引き
●家電量販C店：全品3割引き
●家電量販D店：5人に1人タダ

→ 買い物するならどこがお得？

A.  母さん「仮に1万円の買い物をしたとするわよ。うちはポイント会員だからA店では、1万×0.8×0.9＝7200円。B店のセール期間に行けば、1万×0.9×0.8＝7200円。先に割り引いても後で割り引いても結果は同じだわ。C店は単純に1万×0.7＝7000円となるわね。D店は、1万円を払わないで済む確率が1／5。逆にいえば1万円を支払う確率は、1－1／5＝4／5となるわよね。これに1万円を掛けた金額がD店で支払う可能性のある金額だから、1万×4／5＝8000円。お店側から見れば全品2割引きと同じことね。結局は、C店で買うのが一番お得ということね」