夏バテの免疫力低下に注意を!

ヘルパンギーナとよく似たウイルス感染症に、手足口病とプール熱(咽頭結膜炎)がある。手足口病は口の中だけではなく手や足にも発疹ができヘルパンギーナよりも症状が軽いことが多いようだが、まれに髄膜炎を併発することがあり頭痛と嘔吐があったときには要注意だ。プール熱は、プールを介して感染することも多く、高熱と共に喉の炎症、結膜炎を伴う。どちらも子供に多い病気だが、やはり大人に感染することも。

夏は連日の猛暑と熱帯夜に加え、帰省、旅行、レジャーに体力を消耗してしまいがち。休暇を取るために猛烈に仕事をこなし、かえって忙しくなっているビジネスパーソンもいるに違いない。

大人がヘルパンギーナなどの夏かぜにかかりやすいのは、こうした夏の疲れから免疫力が低下しているときだ。楽しいイベントが重なる季節ではあるが、寝不足になったり疲れをためたりしないようにしよう。夏は冷房でよく冷えた室内と外気との温度差がかなり激しいために温度調整を司る自律神経が乱れて不眠になりやすい。自律神経を整えるためには、半身浴でリラックスしてから寝るのもお勧めだ。

一般的なかぜを含めたウイルス感染症の予防の基本は、月並みだが手洗い、うがいの励行しかない。特に、こまめに手を洗う効果は、科学的にも証明されている。米軍が軍人に1日5回以上手を洗うように指導したところ、45%もかぜなどの呼吸器感染症の発症率が減ったというのだ。夏だからといって油断せず、石鹸を泡立て指の間や手首までこまめに洗うようにすれば、ウイルスや細菌を撃退できるのではないだろうか。