フランス、ドイツ……欧州でロングセラー:【ポッキー】グリコ

「MIKADO」ブランドで1982年に発売以来、欧州菓子にはなかったユニークな形状、ライト感や遊びの要素が受け入れられ、フランスやドイツなど欧州11カ国で人気のロングセラースイーツ。タイやインドネシアなど気温の高い国では、融点が日本の商品よりも少し高い溶けにくいポッキーを子供でも買いやすい小袋入りなどで展開。

欧米食文化を変えた“世界のカニカマ”:【ゴールデンかにあし】スギヨ

1972年に開発され、国内で大人気の通称“カニカマ”だが、76年に輸出された当初、海外の反応は薄かった。その後の日本食ブーム、健康志向の高まりで人気が急上昇。ユナイテッド航空の機内食にも採用された。西洋人の苦手な魚のにおいが少なくサラダや寿司との相性のよさから欧州各国、東南アジアでもシェアを広げる。

新しいパンケーキを提案してヒット中:【どら焼機】マスダック

風土やビジネス環境の違いを考慮し、日欧の技術者が協力して欧米の価値観に適合した機械にアレンジ。生産量1時間当たり2400個の標準を6000個にパワーアップさせた。展示会ではあんこの代わりにチョコレートを使用したところ注目を集め、累計65ラインを販売。欧州、ロシア、中東、北米、アフリカ23カ国で展開している。

(早川智哉=撮影)
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