英会話学校に通うより圧倒的に安い

BBTオンラインの目玉は後者のマネジメントコース。扱うトピックは、管理系(人事、予算、M&A、知財など)、事業系(営業、在庫、海外取引、社会活動など)、経営系(企画、研究開発、経営管理など)の3分野に大別され、各20レッスンの構成だ。

例えば、管理系のレッスン3は「スタッフ交渉と慰留」。辞めようとしている部下をどう慰留するか、そのコミュニケーション術を学ぶ。もちろん英語で、だ。

オンラインで専任講師と学ぶ。

授業は、教室に通うのではなく、無料ビデオ通話ソフト「スカイプ」を使ってインターネット上で学ぶ。相手をするのは、フィリピンの同社専用施設に詰める専任講師たちだ。最近は、このようにスカイプを使って遠隔授業をする低価格講座の人気が高まっている。その多くは人件費が安く、英語話者の多いフィリピンを拠点にしている。

BBTの授業時間は1回25分間。先に講師と時間を予約し、時間になると画面上に講師が現れ、教科書やホワイトボードも表示される。ホワイトボードに講師が書き込むと、受講生側の画面にもそれが反映される。

授業料は、ポイントを事前購入して授業を受けるごとにポイントが減っていく方式。1回の授業は2400円(ビジネスコースは1800円)だが、事前にまとめてポイントを購入すれば最大30%引きになる。

自宅受講、スカイプ利用、フィリピン人講師という点では、巷に増えているいわゆる“スカイプ英会話”と形のうえで似ているが、それよりは若干高めだ。とはいえ、従来の英会話学校に通うよりは圧倒的に安い。この授業料設定について政元氏が解説する。

「1回の授業を25分として換算すると、国内で本格的なビジネス英語を手がける通学型の大手語学学校はマンツーマンで7000~8000円。

一方、スカイプ利用の格安オンライン英会話スクールは約700円位の計算。両者の間が真空状態で、ここに高品質な商品を投入しようと考えました」

その質の差はどこにあるのか。

「BBTオンラインのこだわりは講師と回線品質。オンライン英会話学校の多くは講師に大学生アルバイトを使うことが多いのですが、当社は社会人経験3年以上の人材を正社員として雇っています。最年少でも27歳です」