休日は家族だけで楽しむ時間を大切にしている。お金はかけずに弁当持参で少し離れた公園までサイクリングしたり、家族が3000~4000円で1日遊べるスーパー銭湯に行ったりするのが定番だ。子どもを私立に進学させる意向はなく、のびのび育ってくれればいいと思っている。
年間に約100万円を貯め、現在の貯蓄額はすでに800万円。住宅ローンも65歳完済を目指して最初から30年ローンとし、すでに何度か繰り上げ返済を行っている。
さて、共働きの黒田家の年収は、額面700万円に対して手取り額は約556万円。一方、働き手が1人の赤嶺家では額面720万円に対して手取り額は552万円と黒田家より低くなっている。一般的な収入の家庭なら、税金と社会保険の負担は共働き家庭のほうが少なくなることを頭に入れておきたい。
●黒田家はここが優秀!
・夫婦共働きなのに、どんぶり勘定ではない
・繰り上げ返済の意識が高い
・親の援助など、頼れるものにはしっかり頼る
●赤嶺家はここを改善!
・私立に進学させるなら妻が働きに出る
・付き合いで入った生命保険を見直す
・被服費、趣味・娯楽費などを見直す
(編集・構成=有山典子)