世界的な金融危機に端を発した今回の不況は、2009年末か10年には回復するという見方が一般的である。オバマ新大統領の就任、BRICsへの成長期待などがその理由だ。いわば今回の不況の程度は、M(ミドル:中範囲)・N(ナロー:軽度)・M(ミディアム:中期間)であるという見方が大多数である。

損切りのチャンスはオバマ就任直後。成長分野「FMWEE」に注目!<br><strong>NTTデータ経営 研究所所長 斎藤精一郎</strong>●1963年東京大学経済学部卒。日銀、立教大を経て現職。千葉商大大学院教授兼任。
損切りのチャンスはオバマ就任直後。成長分野「FMWEE」に注目!
NTTデータ経営 研究所所長 斎藤精一郎●1963年東京大学経済学部卒。日銀、立教大を経て現職。千葉商大大学院教授兼任。

しかし、私はそうは思わない。むしろW(ワイド:広範囲)・D(ディープ:重度)・L(ロング:長期間)であるという見方だ。