ラテンファミリー

私も大ちゃんも、南米出身の母と日本人の父を持つミックスです。私たちが育った横浜では、ラテンアメリカ系の母親とその家族が寄り合い、年に2回のパーティーを開いていました。そこで出会ったのは、私が小学生で、彼がまだ2歳の頃。年の差はありますが、スペイン語が飛び交う家で一緒に駆け回って遊びました。幼馴染み――というより、もはや家族か親戚のような感覚です。

外交官 木戸大介ロベルト×ゴンチャ ジャパン社長 角田 淳
東京・白金台の創作ペルー料理レストラン「THE TENDER HOUSE DINING」にて。

末っ子の大ちゃんは、私たち“ラテンファミリー”の星です。中学生の頃には「国連で働きたい」と言っていて、当時大した目標もなかった私は驚きました。高い志を持った大ちゃんは東大に入り、大学院を経て外務省へ。2023年にスーダンで軍事衝突が起こった時は、すぐ現地に派遣され、自衛隊と連携して約50名の邦人を無事に退避させたそうです。こうして国を支えてくれている官僚がいることを、もっと世間に知ってほしい。彼の仕事の話があまりに面白くて、つい質問攻めにしてしまいます。

大ちゃんはミックスだからこそ、ほかの人とは少し違った視点で物事を見ながら、真剣に日本のことを考えています。彼が国のために働いていることを誇りに思いますし、これからの活躍にも期待しています。

ラテンファミリーの年2回の集まりは今も継続中です。ちなみに、大ちゃんと私は、お互いの長男の“ゴッドファーザー”。私は最近海辺に引っ越したので、大ちゃん一家にも早く遊びに来てほしい。うちの子たちもきっと喜びます。(角田)

※本稿は、雑誌『プレジデント』(2025年10月17日号)の一部を再編集したものです。

(構成=本誌編集部 撮影=遠藤素子)

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