「小さな善行リスト」をつくる
第2位は、『小さな「GIVE」』でした。
著者の今井孝さんは、これまで3万人以上の起業家を支援してきた経営コンサルタント。その豊富な経験から、「与えることを通じて、理想の人生が手に入ります」と断言します。
とはいえ、「GIVEをしましょう」と言われても、つい「面倒」「損した気がする」と感じてしまうのも自然な反応でしょう。そこで本書では、そうした抵抗感を和らげるための「5つのスイッチ」が紹介されています。
そのうちの1つが、「与えたくなるほど自分を満たす」こと。
自分のやりたいことを後回しにしていると、誰かにGIVEしようという気持ちにはなりづらいものです。お気に入りのお店でランチを楽しむなどして、まず自分を幸せにしてあげましょう。
また、気分がよくなる「小さな善行リスト」を作っておくのもおすすめ。
「席をさりげなく譲る」「会議室を使ったあとに机を整える」といったリストをあらかじめ作り、「常に実行する」とルール化してしまえば、GIVEの習慣が自然と定着するはずです。
GIVEは、相手はもちろん、自分自身を幸せにする行為でもあります。仕事で成功したい人や、周囲からの信頼を得たい人だけでなく、自分をもっと好きになりたい人にもぜひ読んでほしい一冊です。
30代の賢い「エネルギーの使い方」
第3位は、『人生は38歳までに差がつく!』でした。
著者の長倉顕太さんは、『移動する人はうまくいく』などのベストセラーで知られる作家、プロデューサー。人生やキャリアに関する発信で、多くの支持を得ています。
本書で特に印象的だったのは、長倉さん自身の体験談。
30代の頃の長倉さんは、編集者としてヒット作を出し続けることに夢中で、仕事以外にほとんどエネルギーを使っていなかったそう。当時を振り返って、「もっと仕事以外のことにも時間を使えばよかった」と後悔しているといいます。
その経験を踏まえて、長倉さんが30代の読者に送るメッセージは「本当に集中したいこと以外は10点でいい、ただし0点にはするな」というもの。全部を100点でこなす必要はありません。そのかわり、仕事に100点のエネルギーを注いだとしても、家族・健康・友人・趣味を0点にはせず、10点ずつだけ配りましょう。そうすれば、その項目はあなたの人生に残り続けます。
「人生、このままでいいのだろうか」と思ったら、ぜひ本書を読んでみてください。人生の先輩からのアドバイスが心に染みるはずです。


