東京都の猪瀬直樹前都知事が徳洲会マネーの問題で窮地に立たされた。都知事選の直前に徳田毅衆院議員から5000万円を受け取り、東京地検特捜部が徳洲会の家宅捜索をした後、2013年9月に返金。前都知事は借用証を公開したが、利息や返済期限についての記載がなく、不自然さが目立った。

前都知事の主張の是非について、ここで論じるつもりはないが、無利息・返済期限なしのお金を貸与と主張できるかどうかは気になるところだ。公認会計士の青木寿幸氏は、「あくまで一般論」と前置きしたうえで次のように解説してくれた。

「一般に、贈与なのか貸与なのかが問題になるのは税務調査のときです。お金を出したほうと受け取ったほうがお互いに『あれは貸与だ』と口裏を合わせて、そこに矛盾が生じていなければ、無利息・返済期限なしでも、税務署は贈与ではなく貸与と判断せざるをえません」