XやYouTube「コメント投稿者」の頻度
本書『フィードの中の民主主義 SNS時代の世論と情報の届き方』で前述の通り、動画プラットフォームにおいては、コメント欄も大きな力を持ちます。
そこで本節では、XやYouTubeにコメントしている人の特徴を少し紹介します。
過去6カ月程度を鑑みて、政治的・社会的な出来事についてオンライン上に投稿(Xへの投稿やYouTube動画へのコメント等)をした回数について最も近い選択肢を1つお選びください。
この質問に対して、9段階で回答してもらいました。この結果を図表5に示します。
ほとんどの人が「全くしていない」を選択しており、コメントをしたことがある人も、ほとんどの人が「月に1回以下」「月に2〜3回程度」です。
回答のうち「月に2〜3回程度」以上を回答した人を「定期的にコメントしている人」と定義し、それがどういった人たちか分析してみましょう。
本節の焦点は政治系動画の視聴ですので、政治系動画の視聴との関係を調べてみましょう。本書で紹介した日本で人気の政治経済・ビジネス系のチャンネルとの視聴の関係です。
若年層4人に1人が見たことがあるチャンネル
まずはそもそもこれらを視聴している人はどれくらいいるのでしょうか。
以下に、各チャンネルを「少しでも見たことがある」以上を選択した人の割合を可視化します(図表6)。
ひろゆき氏の動画は、若年層の約4人に1人が見たことがあるようです。他のチャンネルも概ね10%を超えており、若年層の約10人に1人が見たことがあると回答しています。また、少なくともいずれかのチャンネルを少しでも見たことがある人の割合は約35%にのぼります。
もはやこれらのメディアは、マスにリーチしていると言っても過言ではありません。逆に考えると、最近のテレビ番組で、4人に1人が見たことがある番組などあるでしょうか。確実にメディアシフトが起こっています。


