12項目のうち11項目が現実に

それは、以下のような予言めいた項目だ。

・堤防の崩壊
・航行の妨害
・移住問題
・土壌汚染問題
・水質悪化
・発電不足
・気象異常
・地震の頻発
・住血吸虫症(寄生虫病)の蔓延
・生態系の悪化
・上流での深刻な洪水
・最終的にはダムを爆破せざるをえなくなる

だが、黄の警告は黙殺された。反対派のあらゆる言論はなかったものとされ、論文や公の発言すら妨げられた。1992年4月の全人代採決で、三峡ダム建設は賛成多数で可決されたが、反対・棄権・無投票を合わせると3割近くに達し、全人代史上でも異例の低さだった。

政権がいくらお膳立てしようが、懸念を拭えない者が多かったことの何よりの証左だろう。