計算とは中学受験の「根幹インフラ」

9月からの志望校対策(過去問演習)という「実戦フェーズ」に入れば、もう基礎に戻ってやり直す時間は1分もありません。夏休みは、その基盤を固めるための文字通りの『最終納期(デッドライン)』。

ここを落とした家庭は、秋以降、過去問を解くたびに計算ミスによる失点を繰り返し、どこが本当の弱点なのかすら見えなくなる「手戻り(やり直し)の連鎖」へと突入し、プロジェクト全体が完全に機能不全に陥ることになります。

ビジネスの世界に置き換えてみてください。基礎インフラ(土台)の耐久テストも終わっていないグラグラの地盤に、どれほど素晴らしい設計の高層ビル(過去問演習)を建てようとしても、建物の自重によって一瞬で地盤沈下を起こし、瓦解するのは当然の結末です。計算とは、中学受験という巨大なプロジェクトを成功させるための「根幹インフラ」そのもの。