手取りを増やすなら「社会保険」より「税金」

「手取りを少しでも増やしたい」という理由で社会保険料を減らすことを考える人は少なくありません。しかし、社会保険料として払うお金は無駄になるわけではなく、払った分に対応するメリットもあります。

そもそも、残業すれば残業手当により収入が増え、手取りも増えます。「手取りを減らしたくない」という理由だけで残業を控えるのは、必ずしも合理的とは言えません。手取りを増やしたいなら、社会保険料よりも税金を減らすことを意識した方がよいでしょう。

税金は、所得控除を増やすことで負担を軽くできる仕組みになっています。所得税や住民税は給与から天引きされるため、税金を減らすことができれば手取りは増えます。

たとえば、iDeCoに加入すれば、年間に払った掛金の全額が小規模企業共済等掛金控除の対象となります。税負担を軽減しながら老後資金も積み立てられます。

生命保険料控除、地震保険料控除、医療費控除、扶養控除、住宅ローン控除などが受けられる人は、控除漏れに注意しておきましょう。医療費控除などは年末調整では受けられませんが、自分で確定申告すれば控除を適用できます。

社会保険は負担として意識されがちですが、本来は病気や老後などのリスクに備えるための保険です。知識を身につけ、目先の手取りだけでなく、長い目で見て得かどうかを判断するようにしましょう。

(初公開日:2026年5月31日)

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写真=iStock.com/bymuratdeniz
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