子どもへの「愛のムチ」はもう許されない

筆者も昭和の子どもだったので、親や教師からもぶん殴られて育てられた経験があります。スポーツ選手であれば、その育成においては理不尽なシゴキや暴力は日常茶飯事ともいわれた時代です。高校の体育に時間で教師が同級生を蹴り飛ばしているシーンを何度も見ています。

親が子を強く叱るのも、時には愛のムチを振るうことも、かつては常識であり普通なこととして受け入れられていました。しかし、今の令和の時代において、その感覚はもう完全に通用しません。

家庭内暴力のイメージ
写真=iStock.com/solidcolours
※写真はイメージです

さすがに教師が生徒を殴れば一発で大問題になることが明らかとなり、学校での体罰は表から消えました。いまだにこうした時代変化を理解していないごく一部の指導者や、本職の教員以外で、生徒に暴力に及ぶ行為が散見され、時折事件化してはいますが、基本的には「教育現場の暴力=悪」という認識は定着しています。