「高学歴じゃないゾーン」から成り上がる良さ

やんばる先生:一番もったいないのは、自分の高校や大学の悪口を言い続けることだよ。「第一志望はこうなのに、それに比べてここは……」とか、ネガティブなことを言い続ける人はうまくいかないと思う。逆に、今いる場所をポジティブに捉えて戦う人は、社会に出た後も戦える人になるはずだよ。

水野孝哉『15歳から身につけたい 「あえてひとり」を選べる力』(KADOKAWA)
水野孝哉『15歳から身につけたい 「あえてひとり」を選べる力』(KADOKAWA)

さっきも話したけど、先生は高校生の頃に「頑張ってもムダ」って姿勢でくすぶっていた時期があった。でも、本当にもったいないことをしたと思う。早くに自分と向き合えていたら、

高校の3年間をもっと有意義に使えたはずだから。

それとね、社会って、「高学歴ゾーン」と同じくらい、いや、それよりもはるかに「高学歴じゃないゾーン」って大きいんだよ。そこはそこで成り上がってくる人を見出して、高く評価する文化があるから、戦いやすくなると思うな。今はまだわからないかもしれないけど、恩恵を受けられることもあると、先生は思うよ。

ジュン:「高学歴じゃないゾーン」ですか……。

僕は、一面的に「高学歴ゾーン」だけを見ているのかもしれないですね。

やんばる先生:うん。もちろん、今しっかりと勉強して、選べる大学の選択肢を増やせたら、それは素敵なことだけどね。その反動で「高学歴じゃないゾーン」をバカにしだしたら、人生大損するかもしれない……ってこと。

ジュン:結局、どこの大学に行っても本人次第ってことですよね。ここに来たからダメだとか、自分で終わりだと思った時点でダメになる。あきらめないで目指し続けていれば、環境がどこであろうと上を目指せるんだなって、鶏口牛後の話を聞いて少し自信が持てました。

……とはいえ、やっぱり難関大を目指したい気持ちはあるので、化学も世界史も漢文も、頑張って勉強してみます。

やんばる先生:そうそう。その意気だよ!

「今いる場所」のいいところを1つ考えてみよう
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