エプスタイン文書に載った「ブリーフ姿」
また2009年にエプスタインと面会した際、マンデルソンは当時の英国政府による銀行救済案や税制変更に関する内部情報を彼に漏らした疑いがある。この訪問後、彼はエプスタインに「君の顔が見られて良かった。早く釈放されるよう戦え」というメールも送っている。
こうした政治家としての汚職行為が糾弾される一方で、プライベートなスキャンダルもエプスタイン文書によって白日の下に晒された。2026年1月に開示された文書には、マンデルソンが下着姿で撮影された写真が含まれており、イギリス社会に衝撃が広がった。
報道機関の分析により、この写真はエプスタインがパリに所有する豪華マンション内で撮影されたことが判明した。そこには白いブリーフ姿のマンデルソンが、顔が黒塗りされた正体不明の女性と向かい合う姿が撮影されている。
2025年12月19日に米国司法省が提供した、日付不明、場所不明の写真には、元駐米英国大使のピーター・マンデルソン氏が下着姿で、顔が伏せられた女性の隣に立っている様子が写っている。議会で可決され、ドナルド・トランプ米大統領が署名して成立したエプスタイン・ファイル透明化法(EFTA)は、2025年12月19日までにエプスタイン・ファイルの完全公開を義務付けている。
当該の資料には写真だけでなく、マンデルソンがエプスタインの助手に「下着の買い物をしたい」と相談したり、その日の夜の「2人の女の子の手配」についてやり取りしたメールも含まれていたとされる。
公開から1カ月で政治家から容疑者へ
2026年2月1日、このショッキングな写真がSNSで拡散すると非難が殺到。マンデルソンは労働党からの離党を余儀なくされた。2月3日には貴族院議員の辞職に追い込まれた。
同年2月23日、マンデルソンは公職者汚職容疑でロンドン警視庁に逮捕された。約9時間にわたる取り調べの後、翌24日未明に保釈された。現在は自宅に居住している模様だ。警察側は約350万ページのエプスタイン文書に加え、マンデルソンの自宅から押収した資料を現在精査中であり、彼を起訴するかどうかは確定していないという。
過去何度か政治家として不死鳥のごとく蘇ったマンデルソンだが、今度ばかりは再起不能と見られている。


