ごはんを食べても「砂利を噛んでいるよう」
手術で大腸がんと肝臓の転移巣を摘出した後、全身治療として抗がん剤の投与が開始された。抗がん剤治療の1クールは3週間。初日に注射薬のオキサリプラチンを点滴投与され、その日から経口薬のゼローダを2週間服用して、1週間休薬する。それを全8回くり返す約半年間の治療スケジュールだ。
五十木さんは、最初の1週間で強い副作用に襲われたという。全身にだるさと筋肉痛のような症状が現れ、一日の大半を横になっていないとつらい状態だった。
「味覚障害が起きて、ごはんを食べても砂利を噛んでいるような感覚でした。味覚の強い調味料だと味がわかるので、ごはんにマヨネーズや焼き肉のたれをかけて食べました。薬の副作用のせいなのか、空腹になると気持ちが悪くなりました。このため過食になり、手術前から体重が20kgも増えました」
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