「やる必要がある」と前向きに自覚する
そして、ここが重要なのですが、どのみちやらなければいけないのであれば、少しでもストレスがかからない方法を見つけ出すべきです。
「ああ、嫌だなぁ。本当はこんなことやりたくないのになぁ」などと考え続けながら仕事を進めたら、どんどん苦しくなっていくのは当然です。でも、やる以上は少しでも穏やかな気分で臨みたいもの。そこで重要なのが、戦略的に仕事を進めること。
具体的にいえば、目の前に積み上げられた仕事の束を確認したうえで、まずはそれらの仕事を「やる必要がある」と自覚するのです。もちろん前向きに。
当たり前のことだと思われるかもしれませんが、じつはこの部分でつまずきかけているケースも少なくありません。「やる必要がある」と思うべきなのに、「やらなければならない」というネガティブな思いに左右されてしまっている人が多いわけです。
でも、やらなければならないのは疑いようのない事実なのですから、まずは頭を空っぽにして「やる必要がある」という“事実”だけを認識するのです。
「やらなければならない」などと深刻に考えてしまったら、つらくなっても無理はありません。だからこそ、前向きに「やる必要がある」と考えるべきなのです。同じことのように思えて、これはとても大切なことです。
「たどり着く終点はひとつだけ」
つまらないことで悩んでいた10代のころ、ある人のことばに助けられたことがあります。目の前の現実に耐えきれずウジウジと苦悩している僕に向かって、その人はこういったのです。
「暗く悩んで苦しんだとしても、明るく前向きに考えたとしても、たどり着く終点はひとつだけ。だったら、明るく考えたほうが楽じゃん。どっちにしたって答えはひとつだけなんだから」
このときの悩みはプライベートな話で、仕事とは無関係だったのですが、仕事についてもあてはまると思います。やりたかろうがやりたくなかろうが、やらなければならないのなら気持ちを楽に持ったほうがいいに決まっているからです。
そこで、複数の仕事があった場合におすすめしたいのは、それらをまず「やりたい仕事」と「やるべき仕事」とに分けること。
いいかえれば現実を直視できる状態にして、それを客観的に捉えるわけです。先のばしとは正反対の発想であり、そこをスタートラインにすべきなのです。

