「残業をするな」と言っても残業は減らないが、その仕事をなくしたら、残業することはできません。だから仕事をなくすことが大事です。

このように徹底的な合理化をすると、時間が余るようになります。その時間は、もちろん人と接するところに回すのです。

お客様への営業や社員教育などはできるだけアナログで、面倒くさく手間をかけると、会社は強くなります。バックヤードはできるだけIT化して、手抜きする。

合理化とは、手抜きをすることです。

そのためには前年の経常利益を下回らなければいくらでもお金を投資していい。ここでお金をケチると、中途半端な結果になってうまくいきません。

私はIT化にはお金をケチらないと決めています。機械化できることは全部機械化したほうが、大事な時間が節約できるという考え方です。

 【社長の時間術】残業は悪と心得る

※本連載は『絶対に会社を潰さない 社長の時間術』(小山昇著)からの抜粋です。

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