BEFORE
1.確認に4日と言われた膨大な数字
2009年以前は、戦略事業単位ごとに細かく数字を追求。売り上げ、クレーム、鮮度情報などあらゆるデータが週1回更新され、全社員が見られるようになっていた。非常に有益なデータだが、あまりに細かく、また頻繁に更新されすぎていて有効利用できていなかった。また、この資料をつくる社員の手間も膨大だった。
2.細かい数字を分析した「9面グラフ」
エリア別の統計、商品ごとの統計など、それぞれにバランススコアシートが作成され、現状の推移が1ページ9つのグラフによって表されていた。データを色分けするなど工夫はされていたが、あまりに要素が多すぎて一目で状況を把握しづらく、見た後もどの数字が重要なのか頭に残りづらいという問題があった。
AFTER
1.必要な項目は20までに厳選
現在の経営指標資料は単月のものでA4、1枚。項目は16~、多くても20までとされる。新たに必要と思われる数字を入れる際は、他の項目を削る。
2.目標達成具合を色で分ける
設定されたターゲットに向かって現状の達成度を赤、黄、緑、青色と色分け。一目で目標値のどこにいるか把握できるようにした。
(牧田健太郎=撮影)