「桜蔭」の世帯年収は1700万以上
合計すると、入学金を除いても年間で100万円ほどを学校に納める必要があり、中高6年間で600万〜700万円の費用が必要になります。受験業界では、今の中学受験に参入するためには、世帯年収1500万円程度は必要なのではないかという意見が共通認識になりつつあります。
少し前の調査にはなりますが、2008年に週刊誌が難関中学合格者の家庭の世帯年収を調査したところ、桜蔭が約1736万円、海城が約1628万円、聖光学院が約1561万円となっていました(※)。
※週刊現代「2008難関中合格者親子1300人アンケート取材」
ただ、近年増加している、夫婦ともにフルタイムで働く「パワーカップル」世帯の場合、親御さんがお子さんの学習の伴走に割くことができる時間が限られるという問題が生じるため、中には祖父母を同居させたり、専門の業者に塾の宿題プリント管理を外注するところもあるようです。
公立中学→公立高校受験ルートであれば、当然ですが学費はかなり安く抑えられます。受験にかかる塾代を見ても、中学受験には300万円ほどかかるのに対し、高校受験はその半額以下が相場です。高校受験塾も中学受験塾と同様に、受験が近い学年ほど費用が高くなる傾向があります。
では高校受験ならどうか
文部科学省の調査によると子ども1人当たりの学習塾費は、公立中学校の場合、図表4のようになっています。中学1・2年時の内申点が重複される都道府県では、高校受験を見据えた対策はもちろん、中学1・2年時から学校の定期テスト対策で塾に通わせることも多いようです。
中学受験塾の年間90万〜130万円という費用を見てしまうと感覚がおかしくなりますが、高校受験対策では最も課金が必要な中学3年時でも50万〜70万円ほどで十分であると言われています。モデルケースとして、難関高校受験対策のために、中1から国数英の3科目を受講し、中2、中3で5科目を受講した場合の塾コストを算出してみましょう。
中1の3科目であれば週2日ほど塾へ通うことになり、月額は1万5000円程度、季節講習代や模試費用を含めても、年間で20〜25万円程度あれば足ります。中2からは5科目に増やして週3日、中3からは演習も含めて週4日通ったとすると、月額は3万〜4万円になります。季節講習代や模試費用を含めて、年間では40万〜60万円程度になるでしょう。3年間の合計は100万〜145万円程度です。


