顔覚えが得意な「スーパーレコグナイザー」

こうした人たちがいる一方で、人一倍優れた顔を見る能力を持つ「スーパーレコグナイザー」と呼ばれる人もいます。長い期間、会っていない知り合いの顔を、雑踏から探し出せる彼らの能力は驚異的です。大学卒業からすでに四半世紀以上も会っていない同級生を、新宿駅の雑踏の中に見つけることもできます。

顧客の名前や職業をすべて頭に入れているベテランのホテルマン、何十人もの逃亡犯の顔を頭に叩き込む「見当たり捜査員」など、顔を覚えることに特化した仕事もあります。顔を見る能力は、このように振れ幅が大きいのです。

このうち見当たり捜査員は、一度も会ったことのない犯人の顔写真をリストにして、100人ほども記憶し、街中で見つけ出して検挙するのが仕事です。写真でしか見たことのない犯人を雑踏の中から見つけ出し、逮捕するのです。