そんな中田さんの「リーダーとしての器」を語る上で欠かせないのが、ある銀行員との出会いです。無担保で30億円もの融資を決断してくれたその行員は、中田さんの将来を信じ抜いたまま、35歳の若さでこの世を去りました。「この人の分まで、まともな生き方をしなきゃいけない」。その想いが、中田さんの経営の根底に流れています。

「経営の物差しはお金です。言い換えれば損得です。だけど、どうも損得より大切なことが、商売にはありそうだなって私は考えておるんです。極論すると、会社を潰してもやることってあるのかと」

渋沢栄一の『論語と算盤』を地で行く中田さん。あえてそんな厳しい問いを自分自身に突きつけます。動画の終盤では、これから挑戦したいと考えているもやしとは全く関係のない壮大なビジネスプランを語ってくれました。仕事の本質が詰まったインタビューです。ぜひご覧ください。

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