出発点から「アドバンテージ」があった

誕生月が偏るという現象は、きわめて簡単に説明できる。カナダのアイスホッケー界は、年齢規定の基準日を1月1日と定めている。それはつまり、1月2日に10歳になる少年は、その年の終わりまで10歳にならない少年たちと一緒にプレーする可能性があるということだ。

バーズリーは、この種の偏りは3つの条件が揃うと必ず起こると主張する。それは、選抜、能力別クラス編成、そして他とは違う経験だ。

まだ幼い段階で優秀な子どもとそうでない子どもを決め、優秀とされた子どもをその他の子どもから切り離し、そして指導や試合などで特別な体験をさせると、ただ単に早く生まれたという理由だけで「優秀」とされた少数の子どもが、その他大勢に対して大きなアドバンテージを持つことになる。