戸口も影響する中国の学歴闘争
このように、農民工は、都市において大きな待遇差があり、また、昇進にも壁があるなど、社会的な不平等問題の1つになっているのです。
そんな中国は、学歴が個人のキャリアにおいて非常に重要な要素となる超学歴社会でもあり、「一流大学を卒業することが、理想的な就職先や高い報酬、安定したキャリアを実現するためには必須である」という意識が根強くあります。激しい競争を勝ち抜くため、子どもへの教育投資はとても盛んで、学歴を身につけるためにおしまずお金をかける両親なども少なくありません。
実際、多くの企業が採用の選考で「大卒」や「大学院卒」を応募条件としており、学歴は能力を証明する客観的な指標となっています。近年では、幹部候補の募集の際に「修士以上」とするケースもあり、入社後も職務内容、待遇、昇進において学歴が深く影響します。
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