「人生に無駄などない」は息苦しい

「いや、無駄でしたねー……」

と答えると、先方は、残念そうな、あるいは、可哀そうな人だな、といった趣で、表情を曇らせる。中には、

「いや、でも、やっぱり私は無駄だったとは思いません!」