テレビに出ている“セレブ”の正体

調査選定では、国税総合管理システム(KSKシステム)という、国税の基幹データベースや各部が保有する情報も参考にされる。このシステムには誰でもアクセスできるわけではなく、部署や職位によって制限がかけられているが、コメはほとんどの情報にアクセスすることができる。

ただ、KSKには基本的なデータしか入っていないので、各部署が紙ベースで管理している詳細情報も参照する必要がある。大型案件に関しては、調査企画のプロが策定したものが多い。プロというのは、統括国税実査官(情報担当)である。東京国税局のすべての情報は、ここに集約されている。

面白いところでは、テレビ番組などのセレブ特集がもとになって調査選定されることがある。赤字申告をしておきながら得意面してテレビに出ていると、数カ月後にはコメのターゲットになっていたりする。調査企画のプロは、さまざまな媒体をチェックしているのだ。