新たな「三国枢軸」誕生の可能性も

中露間では2026年7月16日で現行の2国間条約が期限切れになり、新条約が同盟条約に格上げされるかが要注意だ。2001年に締結された期限20年の中露善隣友好協力条約は21年に5年間自動延長されたが、放置すれば失効する。

ロシアのラブロフ外相は11月、メディアの質問に対し、「中露の戦略的協力、多面的なパートナー関係はさらに進化し、深まっている。条約をどうするか他の省庁とも協議する」と述べた。延長か新条約かはまだ決まっていないが、過去25年の中露関係緊密化を踏まえ、同盟色が強まる可能性もある。

ロシアの著名な中国専門家、アレクセイ・マスロフ国立モスクワ大学東洋学部長は11月、筆者らとのオンライン会見で、「中露間で新条約の締結作業が進行中と聞いているが、いろいろな提案が交錯している。ロシアの言う多極化世界、習主席が最近言い出したグローバル・ガバナンスが重視されるのではないか。現行条約よりも有事の連携や軍事協力が打ち出されると思う」と予想した。