ネガティブ人間でも使える簡単な口ぐせ
では、もともとネガティブな人はどうするべきなのか?
フロリダ大学のハバーとアイオワ大学のアルトメイヤーの実験では、恐怖症をもっている人は、ネガティブな「過去」の内容のセルフトーク(自分への声かけ)が多く、それが現在の恐怖を強める一因となっているということを明らかにしました。
また、ネガティブなことばを頻繁に使用する人は、満足度や肯定的な感情が低い傾向にあることもわかっています。
ですから、まずは、少なくとも「ネガティブなことば」を減らしてみましょう。無理にポジティブなことばを口にしなくていいので、ただ、ネガティブなことばを言わないように心がけるのです。
ことばを変えると、人生が変わる、などと聞くと大げさに聞こえるかもしれません。ですが、「うまくいく気がしないな」と思ったときに、とりあえず「やってみなきゃわからないよな」と言ってみる。そして可能であれば、もっとポジティブに言い換えて、「でもやってみる価値はある」と言い直すだけでも、脳の反応は変わります。ほんの小さな言い換えが、少しずつ思考の枠組みを変え、やがて行動や結果にまでつながっていくのです。
[言語化のよい習慣]
ネガティブなことばを減らし、「やってみる価値はある」を口ぐせに。
ネガティブなことばを減らし、「やってみる価値はある」を口ぐせに。

