都市の女性独身者

また江戸の町には、女性の独身者も意外に多かった。

2022年の統計によれば、日本の離婚件数は17万9096件で、婚姻件数に対する離婚件数の割合は約35.5%。これに対し江戸時代の離婚率は4%ほどだが、特に武士階級に限っていえば10%に達していたともいわれる。

こうした背景のみではないが、都市には独りで生きている「自立した女性」が多くいた。武家や商家に奉公にあがり、仕事をしながら生涯を終えるのである。