コーヒーによる不整脈リスクの常識が覆された

同じく2025年11月に発表され、世界の医療関係者から大きな注目を集めたのが、コーヒーの心臓への影響の研究結果です。日頃コーヒーを飲んでいる不整脈患者で、1日1杯以上のコーヒーを飲むグループと、6カ月間コーヒーを禁止するグループを比較したところ、驚くべき結果が出たのです。

※Christopher X. Wong et al., Caffeinated Coffee Consumption or Abstinence to Reduce Atrial Fibrillation. JAMA Published Online: November 9, 2025.

不整脈の発生率は、1日平均1杯のコーヒーを飲む群で47%、禁止群で64%。実は、これまでコーヒーを飲むことが不整脈の発生を増やすとの心配もありましたが、この調査結果は全くその逆で、発生率を17%も減少させるという大きな予防効果を示したのです。カフェインと不整脈に必ずしも関連が認められなかったという別の研究もあり、カフェインと不整脈の関係についての従来の考えは見直されつつあります。