冬季でも数日で目に見える腐敗が始まる
遺体の腐敗は晩期死体現象に分類されます。
晩期死体現象とは、早期死体現象に続いて遺体が分解・崩壊していく過程です。遺体を構成するタンパク質や脂肪、炭水化物などが分解していく現象であり、終局的には白骨化します。分解は、自己保有の酵素による分解(自家融解)と腸内細菌などによる分解(他家融解、腐敗)に分かれます。
遺体が腐敗すると、まず下腹部から皮膚が青藍色に変色し始めます。これは腸内細菌によって硫化水素が産生され、硫化ヘモグロビンを形成するためであり、死後20~30時間ほどで現れ、次第に全身へ広がります。季節にもよりますが、夏季なら1日、冬季でも数日で目に見える腐敗が始まるのです。
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