「非凡な才」を引き出す工夫

そうしたカリーの性格スキルは、既に早いうちから顕現していた。幼少期に父親のチームについていった際、カリーは「まるで小さなスポンジのようだった。どこへ行っても知識を吸収していた」と、当時の選手の一人は言う。

高校時代には、自分が苦しい状況にあっても力を尽くしてチームを支え、自らを律して冷静に振る舞った。だが研究によれば、自制心の強い人ほど、そのスキルを実際に活用する機会は少ないという。

自制心の強い人は、努力を要する状況に直面した際、強い意志力によって乗り越えようとするのではなく、状況そのものを変えることで乗り越えやすくする傾向が強いと、私の同僚であるアンジェラ・ダックワースは指摘する。