性格診断がなくても、自己理解は深められる

――それでも、ネット上の性格診断コンテンツは若者を中心に支持されているように見えます。小塩さんは、なぜこうしたコンテンツが支持されるのだと思いますか?

小塩:主に3つの理由があると思います。1つ目は、初対面の相手に対する「自己提示」。最近の若者は自己紹介をする時に、「私は○○タイプです」と性格診断の結果を開示するケースが少なくないそうです。自分のプロフィールを分かりやすく伝えられて、相手からも関心を持ってもらいやすい話題として便利なのだと思います。

2つ目は、自分のアイデンティティが不確かであるがゆえ、「拠り所になるもの」を求める心理。逆に、自己を確立している人や自分のことをよく分かっている人、仕事で大きな成功を収めている人などは、わざわざ性格診断で自分を知ろうとは思わないはずです。