就活では「関関同立」横並び

在京企業の評価が横一線なのが関西の難関大4校(関西、関西学院、同志社、立命館)。

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図5 就職に有利だと思う大学

「在京の企業を中心に受けましたが、同志社だから有利、立命館だから不利ということはありませんでした。ただ、入社先の最終選考に残った関関同立クラスは僕だけでした」(鉄鋼メーカー・立命館大卒)

これが関西本社の企業だと若干変わる。

「大学の規模や就職支援から考えれば立命館大が1番。ただ、ブランド力は同志社大が断トツです。古い経営者だと左翼学生が多かった立命館大やアホ大学の代名詞だった関西大の学生を敬遠する人もいます」(大阪本社の商社・人事)

もっとも、左翼学生云々というのは30年以上も前の話。基本的に横一線で平等に評価されるようだ。ビジネス関係の人脈でいえば、同志社大・関西学院大が強く、関西大が後を追い、立命館大が猛迫しているといったところか。なお、立命館大についてはこんな意見もあった。

「立命館は4校の中で就職支援に1番熱心。ただその弊害か、マニュアルどおりにしか受け答えできない学生も多い」(大阪本社のメーカー・人事)

(宇佐見利明=撮影)
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