米でオープニング興収1位、ハリウッド大作並みの大成功
ニューヨーク・タイムズ紙によると、9月に公開された『鬼滅の刃 無限城編』は公開初日の木曜夜から日曜日までの4日間で、アメリカとカナダで約7000万ドル(約106億円)の興行収入を記録した。北米アニメ映画のオープニング週末興行収入として過去最高となる。
アナリストの予想を約55%も上回る特大級のヒットとなっており、これまでの最高記録であった1999年の『ポケモン ミュウツーの逆襲』を大幅に更新した。同作は当時の金額で3100万ドル(現在のレートで約47億円)、インフレ調整後で約6100万ドル(同約93億円)であった。
『鬼滅の刃』は、鬼に家族を殺された少年・竈門炭治郎を主人公とする冒険譚だ。唯一生き残った肉親の妹・禰豆子だったが、鬼の血に感染してしまったことが発覚。妹を人間に戻す方法を探すべく炭治郎は鬼殺隊に加わり、人々を襲う鬼を討伐してゆく。今回の『無限城編』では、鬼の総大将である鬼舞辻無惨の本拠地に突入した炭治郎たちが、目まぐるしく変化する要塞の中で死闘を繰り広げる。
映画はすでに日本でも7月18日に公開され、記録的なヒットとなっている。盛況は海外メディアにも取りあげられた。米ディプロマット誌は9月11日時点で同作が317億円を売り上げ、日本映画史上2位になったと報じている。歴代1位は同シリーズの前作『無限列車編』(2020年)だ。3位以下は順に『千と千尋の神隠し』『タイタニック』『アナと雪の女王』となっており、『無限城編』はこれらを大きく引き離した。
米ブルームバーグのコラムニストは、『無限城編』の興行成績を、「ジェームズ・ボンドや『ワイルド・スピード』といった、ハリウッドの主流大作に期待されるレベルの数字」だと評価。英BBCによると、英国でも好評であり、『ダウントン・アビー』最新作に阻まれて公開第1週の首位は逃したものの、2位の座を射止めている。

