時が経ち、2011年になると義父の様子は少し違っていた。跡継ぎの話はなく「食堂を縮小してテナントを入れるから力を貸してほしい」と相談があった。それまで食堂を全く継ぐ気が無かった小田島氏だが、その話は魅力的に感じた。

「食堂の仕事をするつもりはありませんでしたが、テナント賃料をもらいながら過ごせる生活は魅力的でした。ある意味ありがたい話だと思いましたね(笑)」