リニア工事が原因とみられる「異変」は各地で起きている

補償の文書を交わすことは自治体にとって非常に重要だ。というのも、リニア工事が原因とみられる環境への影響は各地で起きている。

岐阜県瑞浪市では昨年2月から、リニア工事現場の共同水源の枯渇や水位低下などが発生。10月には東京都町田市の工事現場で地下から水や気泡が湧出する事態が発生し、JR東海は喫緊の課題として対応に取り組んでいる。

これに対して、静岡工区の南アルプストンネル掘削個所は、大井川下流域から100キロ以上も離れていて、瑞浪市、町田市などのリニア沿線とは事情が全く違っている。もし、トンネル掘削後に水資源への影響が出たとしても、その事象が発覚するまでに非常に長い時間が掛かってしまうのだ。