食事量を減らしても、栄養素は増やせる

ただひとつ気をつけていただきたいのは、食べたいと感じたときにはちゃんと食べるということです。食べないとどんどん食べられなくなっていくので、空腹感という体のサインにはきちんと応えてあげるようにしましょう。

「もっと食べなきゃダメよ」「年を取っても食が細くなっちゃいけないよ」こんなふうに言われることの多い少食さんにとって、「しっかり食べること=健康」という考え方は、これまでの人生で自然と身についてきたものかもしれません。けれども最近の研究では、食事の量が少ないことが、必ずしも悪いことではないことがわかってきています。

年齢を重ねるにつれ、体の代謝はゆるやかになるので、若いころと同じ量の食事をとっていると「なんだか重い」「疲れる」「胃がもたれる」と感じるのは、ある意味自然なことです。そんなときは、無理をせず、自分の体調や体の声に耳を傾けて“ちょうどいい量”を見つけていくことが、何よりも大切です。