「スサノオ=朝鮮半島からの難民」説

タウポ火山による異常気象は日本や中国のみならず、当然のことながら古代の朝鮮半島にも大きな影響を与えた。『魏志』韓伝では、農民たちが流して韓(朝鮮半島南部)に流入する者が多くいたと記録している。さらにドミノ式に、中国や朝鮮半島の難民が北部九州へと流入してきた。

アマテラスが天岩戸に入るきっかけとなったのは、スサノオがアマテラスのもとにやってきたことが原因である。記紀では、イザナキから命じられた海原の統治を怠ったスサノオは、天上世界からの追放を命じられる。そこでスサノオは別れの挨拶のためにアマテラスのもとを訪れる。アマテラスはスサノオが攻め入ってきたと考え武装して待ち構えた。

スサノオはもともと朝鮮半島の神である可能性が高く、『日本書紀』一書には、地上世界に追放後、朝鮮半島に降り立った後に船で出雲へ来訪する物語を伝える。そのため、スサノオは渡来人を仮託した存在と見ることもできる。