強豪・浦和学院相手に唯一、爪痕を残せたチーム

同年夏、抽選の結果、小鹿野が埼玉大会の初戦で対戦することになったのは、優勝候補の浦和学院だった。石山は苦笑いするしかなかった。

「浦和学院も以前、教えていたことがあって、(埼玉に)200校もあるんだから、当たるわけないと思っていたら、初戦でぶつかるんだもん」

先攻の小鹿野は初回、先頭打者が幸先よく二塁打を打ったが、相手は全国区の強豪だ。後続打者はあっけなく抑えられた。