脱コロナでオフィスは埋まりつつある
近年、わが国の不動産価格は上昇が鮮明化した。JLLによれば、本年の上期、世界の主要都市における不動産投資額で、東京はトップだったという。国内不動産投資のうち53%はオフィスが占めた。地域別の内訳をみると、千代田、中央、港、新宿、渋谷の東京都心5区の投資額が56%を占めた。
コロナ禍の収束以降、わが国では在宅勤務を減らし、オフィス勤務メインに切り替える企業が増えている。ある調査によると、8月、東京のビジネス地区における平均空室率は2.85%だった。前年同月の4.76%、2023年8月の6.40%からの低下ペースは急速だ。シンガポール、ロンドン、香港、ニューヨークと比較すると、わが国のオフィス空室率は低い。
ここから先は無料会員限定です。
無料会員登録で今すぐ全文が読めます。
プレジデントオンライン無料会員の4つの特典
- 30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
- 約5万本の無料会員記事が閲覧可能
- 記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
- 記事をブックマーク可能
